生パスタ

生パスタとは、乾燥していない生麺のパスタのことである。パスタとは小麦を捏ねて作った食品の総称であり、細かく分類すると「スパゲッティ類」「ソフトスパゲッティ類」「マカロニ類」などの種類がある。また、生パスタにもそれぞれの種類がある。通常の乾燥パスタに比べると、ソースにも絡みやすく、うま味を吸いやすいといわれている。また、モッチリとした食感を楽しむことができる。

現在市販されているパスタには、大きく「生パスタ」と「乾燥パスタ」の2種類あります。これらの主な違いは「乾燥させているかどうか」なのですが、その他にも違う点がいくつかある。そこで生パスタと乾燥パスタの違いについても確認していきます。

1.製造方法が異なる

生パスタと乾燥パスタは製造方法が異なる。一般的に生パスタは小麦粉・卵・塩・水を練り込んだ生地を押出機などに入れて均一の太さにして作る。一方、乾燥パスタは押し出した麺に熱を加えて、水分を飛ばしながら乾燥させる。このように乾燥パスタは文字通り「乾燥させる工程」を経て作られている。乾燥時間は温度などにより異なるが、80~90℃程度で5時間程度となっている。

2.保存期間が異なる

生パスタと乾燥パスタは保存期間も異なる。生パスタの賞味期限は商品にもよるが、一般的には製造日から10~20日程度となっていることが多い。一方、生パスタの賞味期限の欠点を補うために誕生した乾燥パスタは、最長で37か月の保存が可能である(※1)。いずれも調理したら短期間で食べ切る必要があるが、調理する前であれば乾燥パスタのほうが圧倒的に長期間の保存が可能である。

3.おすすめのソースが異なる

生パスタと乾燥パスタではおすすめのソースも異なる。一般的に生パスタはソースのうま味を吸うため、オイル系ソースよりもトマトソースやホワイトソースなどのほうが適しているといわれている。一方、乾燥パスタはオイル系ソースとの相性がよいとされている。ただし、あくまで一般論であるので、例えばペペロンチーノソースなどに生パスタを絡めたりしても美味しく食べることが可能だ。